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施工事例
富士河口湖町でリクシル(TOSTEM)天窓スカイシアターを撤去し機械固定工法でシート防水

工事のきっかけ

「天窓からの雨漏りが酷く、そろそろビニールプールでの対処では限界がきています。もう一箇所雨漏り箇所がありますので、様々な雨漏り修理プランを提案してもらえると助かります。まずは現場調査をお願いします。」

というようなご相談をいただき、早速現地に伺いました。

・電動型天窓(トップライト)からの雨漏り

・天井板が崩れ、中の断熱材見えてしまっている雨漏り

を確認できました。天窓の新品交換取付け工事の費用もお見積りしましたが、どうしても予算オーバーで天窓は潰してシート防水工事のご用命をいただきました。

天窓機能はなくなりますが、それ以上に大きく節約した工事費用となり天井の修復費用に充てられる、とお喜びの様子でした。

富士河口湖町天窓工事,雨漏り修理,防水工事

ビフォーアフター

富士河口湖町　ガラス破損リクシルスカイシアター　電動型天窓　トップライト　雨漏り

工事基本情報

施工内容: 天窓工事,雨漏り修理,防水工事

施工期間: 5日

使用材料: 塩化ビニルシート・絶縁シート・塩ビ被覆鋼板・改修用ドレン・変性シリコン他副資材

築年数: 30年

保証年数: 3年間

工事費用: 22万円(税込み・足場代除く)

建坪: 施工面積　平面部13.3㎡・立面部16.2㎡

トップライト(天窓)のガラスに大きな破損があり、雨漏りしています

こんにちは！街の屋根やさん山梨店です！

今回は富士河口湖町でスカイシアター電動型トップライトからの雨漏りを、ビニールプールで対処されている邸宅の現場調査時の様子からご紹介いたします。

トップライト(天窓)のガラスに大きく破損が見られました。天窓周りのシート防水も剥がれがあり、防水工事の必要性があります。

天窓は生活を豊かに彩ってくれますが、雨漏りの原因にもなり易いです、、。
「天窓」は雨漏りの原因となりやすい箇所

室内の漏水被害が酷いです

室内にもかなりの水が侵入しておりました。
空気で膨らますタイプのビニールプールで、雨水をなんとか防いでおられました。

それでも尚、室内ダメージが広がりつつあり、一刻も早い雨漏り解消工事が必要です(*_*)

天窓工事も屋根修理専門店のテリトリーですので、天窓サッシ廻りからの雨漏り・天窓の故障は専門店にご相談下さい！

＜関連記事＞
・天窓の交換、メンテナンスで雨漏りなどのお困り事を全て解決致します！

配線も近くにあり、漏電の危険性もあります

一刻も早い天窓修理が必要ですね！
工事の工程と手順としては、

・壊れた天窓撤去・処分
・屋根下地・天窓周り工事
・製品代(トステム・スカイシアター電動型)
・新規天窓設置工事

となります。製品代が電動型で大型のため30万円程度しますが、全て合わせて50万円以上掛かります。

電動型で大型の１流メーカー品ですが、もう一箇所雨漏り箇所があると考えると高いですね、、(*_*)

天窓は交換・シート防水の必要性があります

天窓は新しいモノに交換し、シート防水も大きく剥がれていることから防水工事が必要です。

天窓のガラスが破損している場合、天窓交換工事が必要となります。ガラスが破損していると、雨漏りの原因となる可能性が高く、修理だけでは十分な対策が取れない場合があります。そのため、天窓交換工事が必要となります。

また、防水層が劣化・剥がれている場合、シート防水工事が必要となります。防水層が劣化していると、雨水が浸入しやすくなり、雨漏りの原因となる可能性が高まります。

そのため、シート防水工事を行うことで、天窓周りをしっかりと防水し、雨漏りを防止することが重要です。

天窓の新品交換＋防水工事のお見積りと天窓は撤去し防水工事のみのお見積りを合わせてご提出しました！

雨漏り箇所がもう１つあり、天窓の新品交換は予算がオーバー、とのことでございます

雨漏り箇所が２つあり、天窓は撤去し陸屋根シート防水工事を施工するお打ち合わせとなり、工事費用を削減いたしました。

大型電動天窓のため製品代だけで30万円程度掛かります。撤去・処分費は3万円で実施できますので、大きな節約となります。

お写真のように

①雨漏りにより天井が大きく長方形に剥がれてしまった箇所

②天窓(トップライト)からの雨漏り

２つを完全に復旧しようと考えると予算を超えてしまう、とのことでございました。

弊社では常にお客様に寄り添い、お客様目線の予算内での屋根リフォームをご提案しております！

リクシル電動天窓の復旧に費用が掛かるため、天窓撤去・解体で費用を削減

天窓の取り付けられた陸屋根の防水層も剥がれています。
黒いシートが剥がれていることから、シート防水が施されていることがわかります。

【シート防水工事のメリット】
- 短期間での施工が可能であるため、工期を短縮することができます。
- 下地への適応性が高く、広い陸屋根などにも適しています。
- 既存の防水層の上に重ね塗りができるため、メンテナンスや修理が比較的容易です。

【シート防水工事のデメリット】
- シート同士の継ぎ目が存在するため、複雑な形状の施工面では継ぎ目が多くなり、経年劣化で浮きや捲れが起こる可能性があります。
- 摩耗による穴が生じることがあり、定期的な点検やメンテナンスが必要です。

お写真2枚目の木の板で塞いでいる箇所が、天窓を撤去した部分となりますよ(^^♪

押さえ金物を外し、絶縁シートを敷設します

シート防水工事の工程において、既存の押さえ金物の撤去と絶縁シートの敷設について詳しく解説いたします(..)

【既存押さえ金物の撤去】

まず、シート防水工事を行う際には、既存の押さえ金物を撤去する必要があります。この作業は、カッターを使用して徐々に剥がしていくことで行われます。

押さえ金物がしっかりと撤去されることで、新しい防水シートを適切に敷設する準備が整います。

【絶縁シートの敷設】

次に、絶縁シートの敷設作業が行われます。絶縁シートは通気シートとも呼ばれ、下地と防水シートの間に挟まれる重要な役割を果たします。

絶縁シートを丁寧に敷設し、防水シートを固定するための専用器具を取り付けることで、シート防水工法の基本的な工程が完了します。

この工程により、防水性能を高めるための基盤が整い、施工の耐久性が向上します。

塩ビ被覆鋼板・機械固定用ディスクを取付けます

【塩ビ被覆鋼板・機械固定用ディスクの取り付け工程のメリットと必要性】

- 塩ビ被覆鋼板の取り付け: 塩ビ被覆鋼板は防水性に優れており、外部からの水や湿気の侵入を防ぎます。
- そのため、シート防水工事において塩ビ被覆鋼板を適切に取り付けることで、防水性を高めることができます。

- 機械固定用ディスクの取り付け: 機械固定用ディスクを使用することで、シート防水工事においてシートを確実に固定することができます。

- これにより、風や外部の力によるシートの浮きやズレを防ぐことができます。機械固定用ディスクの取り付けは、シートの安定性を確保するために必要不可欠です。

シート防水は密着工法と機械固定工法があります

塩ビシート防水における密着工法にはない、機械固定工法の最大のメリットを解説いたします。

機械固定工法は塩ビシートの下に絶縁シートを敷設し、更に脱気筒(だっきとう)を挟みます。陸屋根下地の湿気を防水工事後も放出することから、シートの膨らみや割れ・破断を防ぎます(/・ω・)/

下地に水分がない場合のみ、施工できるのが密着工法だと考えて下さいね♪

陸屋根・ベランダ・バルコニーの下地に雨水が染み込んでいる時

陸屋根やベランダに雨水が染み込んでいる場合、機械的固定工法によるメリットと密着工法のデメリットについての説明いたします：

【機械的固定工法のメリット】
- 防水シートを下地に密着させずに浮かせて固定するため、下地に含まれる水分や湿気を外部に排出できる。
- 下地の影響を受けにくいため、下地の状態が悪い場合でも施工が可能。
- 耐風圧性に優れており、風の強い場所でも安定した施工が可能。

【密着工法のデメリット】
- 下地に密着しているため、下地にひびが入ると防水シートもひび割れが発生しやすくなる。
- 下地の状態が悪い場合、密着工法では施工が難しく、防水効果が低下する可能性がある。

シートを敷き込み、重なる部分を接着します

絶縁シートの上の上に塩ビシートを敷き込みます。

- 塩ビシートを通気シートの上に皴が出ないように敷設します。
- 溶着材(接着剤です)を結合部、シートの端部に塗布します。

脱気筒廻りも塩ビシートの剥がれが起きないよう溶着します

【脱気筒廻りの塩ビシートの処置について】

1. 脱気筒廻りの塩ビシートの処置には、まず脱気筒周囲のシートを適切に切り取ります。脱気筒周囲は水がたまりやすい箇所であるため、丁寧な処置が必要です。

2. 次に、脱気筒周囲に適切な接着剤を使用して塩ビシートを貼り付けます。この際、シートと脱気筒周囲との隙間なく密着させることが重要です。

3. 貼り付けた塩ビシートの周囲を丁寧に仕上げ、シーリング材を使用してしっかりと密閉します。これにより、水の浸入を防ぎ、防水性を高めます。

4. 最後に、脱気筒廻りの塩ビシートの処置が完了したら、施工した箇所をしっかりと確認し、必要に応じて再度点検を行います。万が一問題があれば早めに修正を行います。

円盤ディスクを熱溶着します

事前に、絶縁シートと塩ビシートの間に挟んで設置していた、円盤ディスクを熱溶着させます。

- シート防水工事では、円盤状のディスクを使用してシートを固定します。
- ディスクは熱融着によってシートと一体化させるために使用されます。
- 専用のIHディスクヒーターを使用して、シートとディスクを熱溶着させます。
- 熱融着によって、ディスクの凹凸面がシート表面に浮かび上がる特徴があります。

防水面の端はこのように溶着処理しています

塩ビ被覆鋼板に端末シーリングをしっかりと接着しますよ(=ﾟωﾟ)ﾉ

- 端末シーリングは塩ビ被覆鋼板の接合部や隙間を密封する役割があり、雨水や湿気の侵入を防ぎます。
- 端末シーリングが適切に施工されていることで、塩ビ被覆鋼板の劣化や変形を防ぎ、防水面の維持管理に役立ちます。

剥がれない・確実な端末シーリングを実施しています

塩ビシート防水面と屋根との取り合い部や手摺りにも、しっかりシーリング防水処理を実施しています。

雨水が漏水する事を防ぎ、確実に塩ビシートを重ねて補強しておりますよ('◇')ゞ

完成です

完成しました(*^_^*)

次回メンテンナンスは、シートの劣化が見られたらすぐにお呼び下さい！
大体ですが、下のお写真までにはトップコートの塗り替えメンテナンスが必要です♪
ひび割れ

防水面がグレーから白っぽくなってしまったら、トップコートの塗り替えメンテナンスの時期です。
建物の環境にも寄りますが、大体５年程度を目安にメンテナンスされると安心です(#^.^#)

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・屋上防水とは？防水工事の種類・価格などを比較解説

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