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読むだけでわかるコロニアル屋根のメリットや特徴・メンテナンス・リフォームの注意点
修理やリフォームに対応できる業者もその分多いのですが、コロニアルは特定の製造時期によっては様々な問題を抱えていたり、メンテナンス時の注意点が異なるため、業者選びに失敗すると無駄な工事をしてしまう可能性があります。
そこで本記事では、コロニアルのメリット・デメリットから耐用年数や劣化症状、リフォーム・メンテナンスの注意点を含め、「どんな屋根材なのか」について徹底解説いたします。
さらに、リフォーム業者の視点から屋根リフォームに使用するならコロニアルよりも金属屋根材がオススメできる理由などもご紹介していますので、ぜひご確認ください。
コロニアル屋根とは?
ケイミューが販売するスレート屋根材の商品名
コロニアルは、屋根材や外壁材などを手掛けるケイミュー株式会社(KMEW・旧クボタ)が製造・販売しているスレート屋根材の商品名です。
スレート屋根における普及率が際立って高い商品だったため、現在では商品名がそのままスレート屋根を指す言葉としても定着しました。
「カラーベスト」との違いは?
屋根について調べていると、「スレート」「カラーベスト」「化粧スレート」「スレート瓦」など、さまざまな名称が出てきます。
厳密にはそれぞれ意味が異なりますが、住宅の屋根材としては同じ種類の屋根を指して使われることが多い名称です。
「スレート」は屋根材の種類を表す名称で、「カラーベスト」は先述したケイミューが展開する化粧スレート屋根材のシリーズ名です。
そして、カラーベストシリーズの代表的な商品として「コロニアル」があります。
コロニアル屋根の特徴
セメントと繊維質を成形した薄型の屋根材
コロニアルはセメントを主原料とし、補強用の繊維質原料などを加えて成形した板状の屋根材です。
厚さは約5mmと薄く、瓦のような重量がないため地震に強いとされ、特に阪神淡路大震災の後には多くの新築住宅で採用されました。
それからも長い間、軽さと安さのバランスが優れている商品として日本の住宅市場で高いシェア率を誇っていました。
街の屋根やさんが屋根の点検やリフォームのためにお客様邸にお伺いすると、体感としてはお住まいの70%近くがコロニアル屋根となっています。
コロニアル屋根の4つのメリット
コロニアル屋根が日本の戸建て住宅市場で非常に高いシェアを誇り、広く普及してきたのには明確な理由があります。
ここでは、コロニアル屋根の代表的な4つのメリットについて詳しく見ていきましょう。
初期費用が抑えやすく、コストパフォーマンスに優れる
コロニアル最大の魅力は、新築時やリフォーム時の初期費用を大幅に抑えられる屋根材自体の価格の安さにあります。
伝統的な和瓦(日本瓦)やガルバリウム鋼板などの金属屋根材と比較して、材料費と施工費の両面でリーズナブルに設定されています。
また、初期費用を抑えつつも耐用年数が25年~30年程度あるため、コストパフォーマンスの良さも評価されているポイントです。
※ただし、メンテナンスコストが掛かりやすい点はデメリットとしてこの後ご紹介しています。
住宅の建築・リフォーム費用をできるだけ抑えたい場合に、コロニアルは頼れる選択肢の一つとなります。
軽量で建物への負担が少ない
コロニアルの重さは和瓦の約1/3程度であり、重量が軽い屋根材です。
日本では地震が多いため、屋根材が軽量であることは大きなアドバンテージとなります。
特に屋根は建物の高い位置にあるため、屋根材が重いほど地震の揺れによる建物への影響も大きくなります。
反対に、屋根を軽量化すると建物全体の重心が下がり、地震が発生した際の横揺れを大きく軽減できます。
柱や梁、壁などの構造体にかかる負荷を減らせるため、住まい全体の安全性を高めることに大きく貢献してくれるのです。
そのため、コロニアルの軽さは単に屋根材を扱いやすくするだけではなく、建物の耐震性を考えるうえでもメリットになっています。
カラーバリエーションやデザインが豊富
コロニアルは、豊富なカラーやデザインから住宅の外観に合わせて選びやすいこともメリットです。
フラットでシンプルな形状のため、和風住宅だけでなく、洋風やモダンな住宅にも合わせやすく、建物の雰囲気を大きく選びません 。
ブラック、ブラウン、グレー、ダークグリーンなどの定番カラーをはじめ、標準モデルのコロニアルクァッド(全6色)や、無機塗膜で耐候性を高めたコロニアルグラッサ(全15色)など選択肢が豊富です。
対応できる業者が多い
コロニアルは日本の戸建て住宅で長年にわたって普及してきた屋根材です。
そのため、施工経験やメンテナンスの知識を持つ屋根業者が多いというメリットがあります。
施工できる業者の選択肢が多ければ、複数の業者から見積もりを取って比較しやすくなります。
コロニアル屋根のデメリット
コロニアル屋根を選んだ後に「思っていたよりメンテナンスが必要だった」とならないためにも、デメリットについても確認しておきましょう。
定期的な塗装メンテナンスが必要
コロニアルは、屋根材そのものに高い防水性能が備わっているわけではありません。
屋根材の表面に施された塗膜が雨水の浸透を抑える役割を担っているため、紫外線や雨風によって塗膜が劣化すると、徐々にコロニアルが水分を吸収しやすくなります。
吸水と乾燥を繰り返すことで屋根材自体が歪み、反りやひび割れを引き起こすため、10〜15年周期での定期的な塗装メンテナンスがコロニアルを長持ちさせるために必要となります。
初期費用が安い反面、こうしたメンテナンスコストが重なりやすい性質であることは、屋根材選びの際に抑えておきたいポイントです。
薄型のため衝撃でひび割れやすい
コロニアルは厚さ約5mmという非常に薄い形状をしているため、外的な衝撃に弱いです。
台風や強風時に飛散物が衝突した際や、地震による建物の揺れによってひび割れ(クラック)や角の欠けが発生することがあります。
また、アンテナ設置や点検の際に不慣れな業者が屋根を踏み割ってしまうケースも少なくありません。
屋根材にひび割れが生じると、隙間から内部へ雨水が浸入しやすくなり、下地材(ルーフィングや野地板)の劣化を早める原因となります。
コケや藻が発生することがある
コロニアルは表面がざらついた質感をしており、汚れが付着したり水分を保持しやすい性質があります。
特に日当たりの悪い北側の屋根面や湿気の多い環境では、塗膜の撥水性が低下するとコケや藻、カビが繁殖しやすくなります。
コケや藻は屋根の見た目を損なうだけでなく、湿気を帯びた状態を長時間保ってしまうため、コロニアル本体の劣化を加速させる要因にもなります。
屋根材そのものの断熱性は高くない
薄い板状のコロニアルは、厚みのある和瓦や断熱材一体型の金属屋根と比較すると屋根材単体での断熱性能が低いです。
夏の暑さ対策を重視する場合には、屋根のリフォーム時に遮熱塗料や断熱塗料を使用するほか、天井裏や屋根裏の断熱材を見直すといった方法が推奨されます。
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アスベストが含まれている可能性がある
2004年以前に新築・施工されたコロニアル屋根の中には、強度や耐火性を高めるための補強材としてアスベスト(石綿)が含まれている可能性があります。
※屋根材として固定されている状態では、通常、アスベストが直ちに飛散するものではありません。
このアスベスト含有コロニアルを葺き替え工事等で解体・撤去を行う場合、アスベスト飛散防止対策や専用の処分費用が発生するため、工事費用が高額になります。
コロニアル屋根の耐用年数と製造時期による違い
※耐用年数は目安であり、製品の種類や使用環境、メンテナンス状況によって異なります。
コロニアル屋根の耐用年数は、一般的に25年~30年程度が一つの目安とされています。
ただし、実際に屋根を何年使用できるかは、屋根材そのものだけで決まるわけではありません。
コロニアルの場合、製造された時期によって耐久性やメンテナンスでの注意点は変わります。
そこで、ご自身のコロニアル屋根がどの時代に当てはまるのかを確認しつつ、今後の修理やリフォームの方針を誤らないように特徴を見ていきましょう。
第一世代(2004年以前):アスベストを含む製品
コロニアルが販売されたのは1979年です。
それまでの屋根材といえば、長寿命でしたが価格が高く重量のある瓦屋根か、軽量ではあったものの耐久性に劣るトタン屋根が主流でした。
そこへ「安い」「軽い」「施工が早い」の三拍子が揃ったコロニアルが登場すると、新築やリフォーム現場では急速に普及していきました。
日本の住宅屋根を席巻したコロニアルの優れた特徴ですが、その秘訣はセメントと共に混ぜられていたアスベストにあります。
【アスベストはなぜ屋根材に含まれていた?】
アスベストは健康被害の原因となることが発覚してから姿を消しましたが、それまでは屋根材に限らず数多くの建材に含まれていた素材でした。
なぜ建築業界においてアスベストが重宝されていたかというと、安価な素材であるにも関わらず耐久力や耐火性などに優れていたためです。
コロニアルの場合では、主材料であるセメントに補強材としてアスベストを混ぜることで、割れにくく頑丈な屋根材に仕上げることができました。
アスベスト(石綿)を含んでいるこの時期のコロニアルは「石綿スレート」と呼ばれることもあります。
代表的な商品はニューコロニアル
アスベスト含有のコロニアルの中で、最も使用されていたのが「ニューコロニアル」という商品です。
ニューコロニアルは1990年代前半まで製造されていた古い種類となりますが、アスベストの特性によって寿命は40年前後となっており、この耐用年数は後発商品のどのコロニアルよりも未だに長いです。
そんな革命的な素材だったアスベストですが、1970年代には既に健康被害が問題視されるようになっており、徐々に取り扱いについての規制が強化されていきました。
結果、2004年には屋根材に1%以上のアスベストを含むことができなくなり、2006年には0.1%以上の含有が規制(実質的な使用の禁止)されるまでになったため、耐久性に優れていたニューコロニアルは完全に姿を消しました。
第二世代(2000年代前半):初期のノンアスベスト製品
アスベストの使用が規制される流れの中で、2000年代前半にはアスベストを使用しないコロニアル製品が登場しました。
代表的なものとして「コロニアルNEO」などが知られています。
アスベストの規制を見越していた各メーカーは、1990年代後半からアスベストを抜きにしたコロニアルの製造を進めていました。
コロニアルNEOもその内の一種で、ノンアスベストのコロニアルとして2001年から2008年までの短期間で販売されていた商品です。
コロニアルNEOがたった7年で販売がされなくなったことには理由があります。
それは、アスベストを含んでいた時代のコロニアルに比べて耐久性が著しく欠如していたためです。
コロニアルNEOに限らず、この世代はアスベストに代わる強度の確保技術がまだ発達段階であったため、築10〜15年程度で広範囲のひび割れ、角の欠損、層状の剥離(ミルフィーユ状の剥がれ)が多発するという強度不足を抱えています。
製品自体が非常に脆いため、表面を塗装しても強度が復活せず、塗り替えメンテナンスが事実上不可能となります。
この世代の問題を抱えたノンアスベスト屋根材は、塗装ではなく「カバー工法」または「葺き替え」での改修が必須となります。
第三世代(2000年代後半以降):現在のノンアスベスト製品
アスベストの扱いは全く変わっていないため、現在でも販売されているコロニアルはノンアスベスト屋根材となっています。
ただし、各メーカーは問題のあるコロニアルを販売してしまった過去を踏まえ、耐久性を向上させた新しいコロニアルを開発しました。
中でも主流となっているのが、カラーベストシリーズの「コロニアルグラッサ」や「コロニアルクァッド」といった屋根材です。
コロニアルNEOと入れ替わるようにして2008年以降に登場し、現在に至るまで販売が続いています。
耐久性は間違いなくコロニアルNEO以上となっており、カタログでは30年程度が寿命の目安とされています。
初期の製造からはまだ15年強しか経過していないため、耐用年数については評価途中となります。
しかし、現時点で脆すぎたり特有の劣化症状が進行してしまうような不具合は発生しておらず、アスベスト無しで30年という耐用年数の目安を実現できた技術力はメーカーの底力とも言えるでしょう。
アスベストの有無によって変わるコロニアルの屋根リフォーム
コロニアルはアスベストが含まれているかどうかで耐久性が異なりますが、同時にメンテナンスや屋根リフォームの注意点も変わってきます。
アスベストが含まれているコロニアルの注意点
かつて主流だったアスベスト含有のニューコロニアルですが、その多くは施工から30年~40年以上経過しています。
寿命が近づいてきている時期ですので、塗装によるメンテナンスではなく屋根リフォームを業者から勧められたという方も多いのではないでしょうか。
屋根葺き替え工事を行う場合、健康被害の危険性があるアスベストを含んでいるため、コロニアルの処分や撤去には特別な対応が必要になります。
特にコロニアルの撤去作業や処分費用が他の屋根材よりも高くなりますので、それを念頭に置いた上で葺き替え工事の計画を進めるようにしましょう。
屋根カバー工法なら撤去や廃材処分費は発生しない
既存のコロニアルを剥がさずに新しい屋根を被せる屋根カバー工法であれば、葺き替え時の懸念点となる高コストの撤去・処分費用は掛かりません。
そのため、屋根カバー工法でのリフォームも一つの選択肢となります。
葺き替え工事とカバー工法のどちらを選ぶことが最適なのかは経験豊富な業者からアドバイスを受けることができますので、予算感やリフォーム後に今の家を手放す予定があるか等をお伝えしてみることがオススメです。
アスベストが含まれていないコロニアルの注意点
アスベストが含まれていないノンアスベストのコロニアルは、アスベスト含有のコロニアル屋根のように撤去や処分に関して費用の上乗せが発生することはありません。
しかし、メンテナンスには注意が必要となります。
初期のノンアスベストの屋根材は前述したように劣化が早く、表面の剥離やひび割れが発生しやすいです。
屋根塗装によって耐候性や防水性を回復させることがコロニアルの基本的なメンテナンス方法なのですが、ノンアスベストのコロニアルに塗装を施しても効果はありません。
費用を掛けて塗り替えをしたところで脆い性質であることは解消できないため、どうしても15年前後で劣化が進んでしまうのです。
そのため、初期のノンアスベストのコロニアルへの塗装は推奨しておりません。
コロニアルNEOだと判別できない業者もいます
「以前は別の業者に塗装をしてもらったが、すぐに傷んできたので屋根を見てほしい」という依頼を受けて調査をしてみると、塗装の意味がないコロニアルNEOが塗装されていたケースに遭遇することもあります。
コロニアルNEOは見るだけで判別できる特有の形状をしているため、知識のある業者は屋根を調査した時点で耐久性に問題を抱えているノンアスベスト屋根材だと見抜くことができます。
しかし、コロニアルNEOの屋根リフォームを検討されていたとあるお客様のケースでは、「アスベストが入っているかわからないので、アスベスト含有としての葺き替え工事の見積もりをお出します」と提案してきた業者がいたそうです。
コロニアルNEOはアスベストを含んでいないため、処分や撤去に高額な費用を掛けずに葺き替えることができるはずですので、もしその業者にだけ調査を依頼して工事まで進めてしまっていたら、不要なコストを負担したままリフォームを行っていた可能性もあるのです。
ですので、もしコロニアル屋根のメンテナンスやリフォームを検討される際には、必ず相見積もりで複数の業者の工事金額や提案内容を比較してみることが重要となります。
リフォーム業者の評価!
コロニアルよりも金属屋根がオススメできる理由
かつては軽量かつ低コストで施工できる点から非常に人気が高かったコロニアルですが、現状では金属屋根材が新築市場における屋根材のトップシェアとなっております。
では、リフォーム現場でのコロニアルの評価はどうなのでしょうか。
気になる方、工事を検討されている方に向けて、数多くの屋根工事を行ってきた街の屋根やさんがコロニアルの評価を正直にお話したいと思います。
屋根リフォームなら金属屋根の方がオススメです
リフォーム業者である「街の屋根やさん」の見解としては、コロニアルよりも金属屋根の方が屋根リフォームに適していると考えます。
金属屋根は耐候性や耐久性に優れ、メンテナンス頻度も低く済むことから、ランニングコストの面でも優れていることが評価の大きなポイントです。
また、コロニアルのように衝撃で割れてしまうような心配がなく、軽量な屋根材であることから耐震性も高いため、金属屋根材は現代の屋根に求められている性能とかなりマッチしています。
特に、ガルバリウム鋼板などの金属屋根材は頑丈でありながらコロニアル以上に軽量です。
加えて耐用年数も長いため、リフォーム時にはコロニアルより値段が高くなりますが、長期的な視点で見るとお得な選択肢と言えるでしょう。
コロニアルの評価が低いわけではない
コロニアルも以前より使用率が落ちてしまってはいるものの、やはり耐久性に対するコストパフォーマンスの良さは大きな武器となっています。
ガルバリウム鋼板にもコロニアルにも一長一短なポイントがありますので、リフォーム検討時には良い点と悪い点をしっかり理解した上で屋根の種類を選択することが重要です。
コロニアルの劣化症状
コロニアルの劣化のサイン
コロニアル屋根は劣化の初期症状として、表面の色褪せやコケの発生が見られるようになります。
特に日当たりの悪い北側の屋根面ではコケが目立ちやすく、コロニアルを保護している塗料が寿命を迎え始める10年~15年でこれらの症状は顕著になってきます。
また、表面の塗装が剥がれることで水分の吸収量が増え、コロニアルのひび割れや反りが進行しやすくなります。
こうした劣化の初期サインを放置しておくとコロニアル本体の強度が弱まり、様々な不具合に発展します。
例えば、反ってしまった部分は風の影響を受け、浮き上がって叩きつけられることで破損するような被害が考えられます。
屋根全体で傷みの症状が発生する前に、早めのメンテナンスを行うことが重要です。
コロニアルに塗装は必要?
インターネット上でコロニアルのメンテナンスについて情報を集めていると、「コロニアル(スレート屋根)への塗装は不要」「コロニアルを塗り替える意味がない理由」などの意見も多く見受けられます。
結論から申し上げますと、街の屋根やさんとしてはコロニアルへの塗装が必要と考えています(ノンアスベスト初期モデルを除く)。
なぜ塗装は不要と言われているのか
コロニアルへの塗装が不要としている記事を見てみると、以下のような内容が散見されます。
☑ 塗装によってコロニアルが長持ちするとは限らない
☑ コロニアルの劣化が進んで割れてしまっても屋根機能には問題がない
まずは「塗装によってコロニアルが長持ちするとは限らない」についてですが、実際にコロニアルの劣化が早まってしまう原因には、表面を保護している塗膜の劣化が挙げられます。
塗膜が経年劣化によって剥がれたりすると、コロニアルは雨水や紫外線の影響を受けやすくなります。
コロニアルへの環境的な負荷が増大しますので、塗り替えで撥水性や耐候性を回復させている屋根よりも早く劣化し、寿命を迎えてしまうのです。
同時期に建てられた住宅群の屋根調査にお伺いしてみると、塗装メンテナンスを行った屋根とそうでない屋根ではコロニアルの劣化症状に差があると感じられることが多いです。
防水紙への悪影響は免れない
また、「コロニアルの劣化が進んで割れてしまっても屋根機能には問題がない」とする見解ですが、こちらも疑問が残ります。
確かに、コロニアルは部分的に上下の屋根材が重ねられているため、構造上では初期の小さなひび割れから即座に室内へ雨漏りするケースはほとんどありません。
しかし、「すぐに雨漏りしないから放置してよい」と考えるのは非常に危険です。
何度かご紹介したように、表面の塗膜による防水性が切れたコロニアルは反りやひび割れといった変形・破損を急速に進行させます。
そうしてできた屋根材の割れや隙間から雨水が日常的に浸み込む状態が続くと、その直下にある防水紙(ルーフィング)が絶えず水分や湿気に晒され続けることになります。
防水紙は屋根からの雨漏りを防ぐ最重要な下地材です。
防水紙の劣化が早く進むほど、屋根からの雨漏りが起きるリスクは高まります。
コロニアルを塗装することで雨漏りが解消するということは決してありませんが、雨漏りを予防する重要な防水紙の状態維持には繋げられます。
こうした見解を含め、コロニアルへは定期的な屋根塗装が必要と言えるのです。
雨漏りをさせないためのメンテナンス方法
棟板金のメンテナンス
コロニアル屋根で雨漏りを防ぐためには、棟板金の状態に注意が必要です。
棟板金の耐用年数はおよそ15年程度ですので、25年~30年前後の使用を想定するコロニアル屋根では、必ず1度はメンテナンスが必要になります。
棟板金の下地(貫板)は長年の使用で腐食しやすく、それによって釘が緩むと棟板金が浮き上がり、雨水が浸入しやすい状態となってしまいます。
棟板金は特に風の影響を受けやすい屋根頂上部に設置されており、雨漏りの原因になりやすい箇所となっています。
また、不具合を放置していると強風時に飛散してしまうような事態も発生します。
もし棟板金の下地材が腐食していた場合、交換工事の際には耐水性の高い樹脂製の貫板を使用することがオススメです。
最終的にはリフォームが必要
コロニアル屋根は適切なメンテナンスを行うことで耐久性を高められますが、劣化が進行して屋根材や防水紙が機能しなくなると部分補修・屋根塗装では対応できなくなるため、葺き替えやカバー工法によるリフォームを検討しましょう。
屋根リフォームの費用相場は、それぞれ以下のようになっております。
【屋根リフォームの費用相場】
| 屋根カバー工法 | 税込877,800円〜1,430,000円 |
| 屋根葺き替え工事 | 税込1,097,800円〜2,200,000円 |
※実際の費用は屋根の面積・形状、アスベスト含有の有無、下地木材の傷み具合によって変動するため、事前の現地調査で適切な工法と見積もりを確認することが大切です。
まとめ:コロニアル屋根のメンテナンス・工事は街の屋根やさんにお任せください!
「築年数が経っているけれど、うちのコロニアル屋根は大丈夫かな?」
「塗装・カバー工法・葺き替えのどれが適しているんだろう?」
とお悩みの方は、ぜひ屋根リフォームのプロである街の屋根やさんにご相談ください。
リフォームのプロだから提案できる安心のサポート体制
私たち街の屋根やさんは、これまでに数多くのコロニアル屋根の塗装・カバー工法・葺き替え・補修を手掛けてきた豊富な施工実績がございます。
点検・調査からお見積もりのご提示まで完全無料です
街の屋根やさんでは、専門スタッフによる現地調査からお見積もりのご提示まですべて無料で承っております。
点検を行った結果、「今すぐ補修する必要がない状態」であった場合でも調査費用や出張費などを請求することはございません。
そのため、「とりあえず費用感だけ知りたい」「他社と比較してからじっくり決めたい」というご相談も大歓迎です!
写真付きの施工事例やお客さまからの声(アンケート)など実績も豊富
点検から完工までの流れを実際の写真付きでご紹介している施工事例や、実際に工事をご依頼いただいたお客様からのアンケート・生のお声を多数掲載しております。
工事の仕上がりやスタッフの対応にご不安がある方は、ぜひ参考に事前にご確認ください。
「後で後悔するかもしれない」とお悩みの方へ
「いくらくらいかかるのか概算だけでも知りたい」「本当に今工事が必要なのか第三者の目で見てもらいたい」「後で後悔したくないから信頼できる業者を探している」など、どのような小さなお悩みやご疑問でも大歓迎です。
お見積もりをご提出した後にじっくりご検討いただき、万が一キャンセルされた場合でも費用は一切かかりません(完全無料です)。
お住まいのコロニアル屋根のメリットを最大限に活かし、長く安心してお住まいいただくためにも、気になることやご不安がございましたら、どうぞお気軽に街の屋根やさんへお問い合わせください!














