劣化した漆喰を撤去し、新しい漆喰を詰めていきます

こんにちは！街の屋根やさん山梨店です！

今回は、笛吹市の日本瓦屋根の漆喰工事を行い、防水性・耐震性を復活！まずは劣化した漆喰を除去した様子をご紹介します。日本瓦は高温での焼き付け処理をされているため、５０年～１００年程度もちますが、漆喰の寿命は１０年～１５年程とされています。

漆喰は、瓦同士の隙間を埋め、土台ともなっており、日本瓦屋根の防水性・耐久性を保つ欠かせない要素となります。日本瓦屋根の長寿命化を一緒に目指しませんか？漆喰のメンテナンスさえすれば１００年屋根も夢ではありません！弊社は屋根が大好きなので、少しでも長くお客様に愛用され、安心して生活して頂ける屋根のコンシュルジュを目指しております。

漆喰の詰め直し作業の工程は以下の通りです。

1. 劣化している漆喰をすべて取り除きます。
2. 古い漆喰を除去した後、屋根を掃除して新しい漆喰を詰められるようにします。
3. 漆喰を準備します。近年は、漆喰にセメントや繊維が配合された材料に水を加えて練ることが一般的です。
4. 漆喰を丁寧に練り、棟瓦を設置し、漆喰を詰めていきます。
5. この時に棟瓦を固定する銅線も仕込んでおきます。

今回は、1.2の古い漆喰を撤去していく作業をご紹介します。


▼前回のブログ
・笛吹市の日本瓦住宅にて漆喰の脱落が多く、雨漏りの危険性を感じた屋根現場調査

棟瓦(むながわら)の部分です

棟瓦(むながわら)の部分からご紹介します。殆ど漆喰が剝れ落ちている部分もありましたが、残っている部分も綺麗に取り除いていきます。漆喰の中に詰められている土(葺き土)まで取り除いて、新しい漆喰が綺麗に収まるようにしていきます。写真のように棟瓦は屋根から突起した状態で、設置されています。

漆喰の劣化により、棟瓦の湾曲や崩壊に繋がることも多いです。実際には、漆喰の劣化＋強風などの悪条件が重なってそのような事が起こります。棟部の漆喰がなくなり、瓦が少しでもずれている状況では、早めの漆喰詰め直し工事が必用ですので、屋根修理専門店による点検を受けておくと安心です。

壁部の漆喰も撤去していきます

壁際の漆喰も剥がした様子です。壁部の漆喰が劣化すると、雨水が浸入して壁の崩れや雨漏りの原因となる可能性があります。当然、見た目の点でも、漆喰が劣化すると壁全体の外観が損なわれます。劣化した漆喰を放置すると、壁の保護や耐久性が低下し、大掛かりな修理が必用となる可能性がありますので、こちらも併せて点検が必用です。

鬼瓦の漆喰も残っている部分を剥がします

鬼瓦(おにがわら)はどうしても風の影響を受け易い部分となります。漆喰が劣化すると、鬼瓦を支え・固定している漆喰が剥がれてしまします。その結果、瓦が固定されなくなり、強風や地震などの外部要因によって棟瓦や鬼瓦が倒壊する恐れがあります。

瓦屋根における鬼瓦の設置は、屋根全体の安定性を確保するために重要です。鬼瓦は棟瓦を支える役割を果たし、屋根の強度を高めることができます。これにより、強風や地震などの自然災害に対してより耐久性のある屋根を構築することができます。

また、邪気を払う、という風水的な役割りもあります。屋根の上に鎮座することで、悪い気を家の中に入れない守り神的な役割りも持っています。シーサーや狛犬のようなイメージです。

入り込んで、ベランダ下部の漆喰を剥がします

こちらはベランダの下の部分です。潜り込んで丁寧に漆喰を撤去していきます。ベランダの脚も瓦の上に設置されていること、またこのベランダの付け根の部分の漆喰もベランダの耐久性に大きく関係しています。三角形の形をした『くさび』の新しい漆喰を埋め込むことで、ベランダの耐荷重をアップさせることが出来ます。

瓦屋根の漆喰工事は、劣化した漆喰が原因で雨漏りや瓦のずれなどの大きな問題が発生する可能性があります。劣化した漆喰は屋根の安全性を脅かす要因となりますので、定期的な点検と必用に応じた補修が重要です。

普段目にしない屋根の上であり、更に瓦の下の箇所であり、劣化に気づきにくい部分でもありますので、屋根全体の点検をお勧めいたします。街の屋根やさん山梨店では、無料で点検・調査をしておりますのでお気軽にご相談下さい。

弊社は笛吹市の屋根・外壁修理塗装工事を得意としております！

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