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施工事例
南アルプス市　大規模な瓦ズレが生じた日本瓦屋根を低価格で簡易葺き直し工事を実施！

工事のきっかけ

「日本瓦屋根が大きくズレていて、瓦の破損も下から確認できる状況です。雨漏りして保管している物が濡れてしまったら、使い物にならないので、屋根を修理して欲しいです。母屋は別にあり、人が住んでいるわけではないので、雨漏りを防止できたら多少不格好でも構いません。正直、近い将来に取り壊しも検討しているので、安い工事だと有り難いです。まずは調査をお願いします。」

とのご相談があり、現場調査に伺いました。
屋根は漆喰も脱落して、広範囲で瓦がズレていることが確認できました。大きな日本瓦屋根で、本格的な日本瓦の葺き直し工事では費用が掛かり過ぎてしまいます。

簡易的な葺き直し(瓦脱着して野地板補強・コーキングで固定)を、ご提案いたしました。
工事金額・施工内容にご納得いただき、修繕工事のご縁をいただきました。

南アルプス市屋根葺き直し,屋根材(瓦),屋根補修工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根葺き直し,屋根材(瓦),屋根補修工事

施工期間: 3日

使用材料: コーキング剤・コンパネ

築年数: 不明

工事費用: 11万円(足場代除く)

建坪: 48坪

軒天は瓦がズレこみ、負荷がかかり破損していました

こんにちは！街の屋根やさん山梨店です！

今回は、南アルプス市で大規模な瓦ズレが生じた日本瓦屋根を、低価格で簡易葺き直し工事を実施いたしました。瓦を脱着し、屋根の野地板(下地木材)をコンパネで補強してから、葺き直しました。

現場に到着してすぐに、軒天の大きな破損が確認できました。
お写真の赤丸でマークした部分が、軒天(のきてん)の損傷部分です。

このまま放置すると、軒自体が全て剥がれ落ちてしまう可能性がございます、、。

軒天図解

棟瓦の漆喰も脱落し、歪んでいました

2階屋根の頂には、棟瓦(むねがわら)がつまれています。
スレート屋根・金属屋根の棟板金(むねばんきん)にあたる部分で、屋根の土台となります。

漆喰が脱落し、周りの瓦のズレ込みが重なると、支えをなくし倒壊する危険性があります、、。
棟が歪んでいる

倒壊すると、下屋根を含め建物全体の大きな被害に発展してしまいます、、。

歪みを放置してしまうと屋根の他の部分や1階の屋根にも悪影響

破損している日本瓦も多いです

屋根の瓦も広範囲でズレて、地面にも相当数の日本瓦の破片が落ちてしました。

屋根は日本瓦を脱着し、再固定する修繕工事をご提案いたします。

日本瓦の破損が少なく、これからも長くメインでお住まいになる場合は、日本瓦の葺き直し工事をご提案いたします。

日本瓦の葺き直し工事は、屋根の瓦を新しく葺き直す作業のことです。まずは既存の瓦を撤去し、再利用するために慎重に外して整理して保管します。

次に、土葺きで使用されていた土を撤去し、下地の補修や野地板のメンテナンスを行います。防水紙を設置し、瓦桟木を設置することで屋根の総重量を軽減することが可能です。

そして、撤去し磨き上げた瓦を再度葺き直していきます。

街の屋根やさん山梨店では、お住いの状態やご要望に合わせて最適なメンテナンス方法を提案しています。

お住いの屋根の不具合にお悩みの方や、メンテナンスをお考えの方は、弊社の建物無料点検やご相談をご利用下さい(*'ω'*)

お客様に寄り添い、これからの建物のご利用方法やニーズに合わせた屋根修理をご提案させていただきます。

簡易的な日本瓦葺き直し工事となります

ご覧の様に、工事前は日本瓦にズレが生じ、瓦の破損も見られましたの。

そのため、一度日本瓦を脱着し、屋根下地木材をコンパネで補強し、コーキングで正常な位置に並べ直し固定する工事を行いました。

工事前は、地震などの影響で、瓦が一気に崩れ落ちてしまう危険性がございました。
また、軒天も損傷し、軒ごと落下してしまう可能性が大いに考えられました。

今回の補修工事でそれらの危険性は払拭できました(*^^)v

屋根下地をコンパネで補強してあります

ご覧の様に、損傷が激しい瓦もありました。

懸命に工事いたしますが、瓦の破損が多過ぎて、再利用しての復旧が難しい場合は波板トタンで補修する旨をご承諾いただいてからの工事となりました。

本来の日本瓦葺き直し工事では、破損している瓦は新しいものに交換し、全て正常なものを再度設置します。

今回は、瓦の破損が激しい部分は、漏水し屋根下地が傷んでいたので、コンパネで補強しました。

コンパネは構造用合板より多少薄いですが、野地板(のじいた)の補強や交換に使用される材料です。お家の基礎を作る際のコンクリートを流し込む型枠として、使われる防水性の高い合板です。

耐震性や耐風性など、屋根の構造を支えている部分「野地板」、ここがしっかりしていれば屋根だけでなく家もしっかりしてきます！

耐震性や耐風性など、屋根の構造を支えている部分「野地板」、ここがしっかりしていれば屋根だけでなく家もしっかりしてきます！

日本瓦屋根の必要なメンテナンスとは

日本瓦屋根には大きく漆喰と銅線のメンテナンスが必要です。

【メンテナンスの頻度と必要性】

- 瓦屋根の漆喰メンテナンスは定期的に行う必要があります。特に漆喰が剥がれると、棟の土台となっている葺き土が流出してしまう恐れがあるため、定期的な点検や補修が必要です。
- 漆喰のメンテナンスは雨漏りの原因となる可能性があるため、お手入れを怠ると建物全体に損害を及ぼす可能性があります。
- 銅線で瓦を固定している場合も緩みに注意が必要です。定期的な点検を行い、必要に応じて締め直すことで屋根の安定性を保つことができます。

ラバーロック工法も1つの選択肢です

ご覧のように、瓦同士の被さる部分を専用のコーキング剤で埋めるメンテナンス工事も人気があります。

【ラバーロック工法のメリット】

1. 防水性が高い: ラバーロック工法は瓦を重ねる際にシーリング材を使用するため、雨漏りのリスクが低くなります。
2. 耐久性がある: ラバーロック工法は瓦を固定するため、強風や地震などの自然災害にも強い耐久性を持ちます。
3. 施工が比較的容易: ラバーロック工法は瓦を縦横に重ねるだけで施工が可能であり、比較的簡単に行うことができます。
4. 見た目が美しい: ラバーロック工法は瓦を均等に重ねることで美しい外観を保つことができます。

私が考える最大のメリットは、日本瓦の状態もよく、漆喰も綺麗に詰まれた状態で、更にプラスで安全策を取れるという点です。お値段も一般的な大きさの邸宅で１０万円～施工できます。

日本瓦はメンテナンスさえ欠かさなければ、１００年持つ屋根材とされています。弊社に定期的なメンテナンスをお任せ頂ければ、瓦の寿命を最大限引き延ばすことをお約束いたします('◇')ゞ

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