木質系フローリング 無垢材と複合フローリング材のよいところ
前回に続き、住まいの床材「フローリング」についてお話していきたいと思います。
無垢材とは天然木材を一枚板に加工したもののことです。樹種によって異なりますが、一般的には空気を多く含んでいるものが多いので保温性や断熱性が高いのが特徴です。
また、湿気を吸収し、乾燥しがちな季節には含んでいた水分を排出するなど調湿作用もあるので夏は素足で歩いてもベトつくことが少なく、冬は静電気などの帯電を抑えてくれるのも魅力です。
また、天然木そのままの素材ですのでスギやキリなどの柔らかい素材であれば弾力性があり、足腰への負担は少ないのですが、表面に傷がつきやすくなりますし、ローズウッドやヤマザクラなどは風合いもよく硬い素材で床材に最適ですが、値段が高くなってしまいます。
また、湿度の変化により膨張と収縮を繰り返しますので反りやひび割れなどが生じてしまうこともあるかもしれないのが無垢材の特徴です。
合板などの基材の表面にナラ・カエデ・ブナなどの化粧単板材を張り合わせたものを複合フローリングといいます。表面にはコーティング剤が施されているので水や汚れに強く、傷にも比較的強いです。
品質や仕上がりが均一で施工性にも優れています。
商品によっては化粧単板を厚くし、木目や溝を深くすることで無垢材と見分けがつかない商品もあります。
また、ペットにやさしい表面材施工がされているものや、既存の床の上からでも張りやすくリフォームしやすい商品もあります。
8時~18時まで受付中!
0120-964-656