機能性のバリエーションが増えています タイルの種類と使い方3
タイルは建築物と共に歴史を刻んできた建材のひとつです。
古くは紀元前7世紀ごろのアッシリアの宮殿で、レンガの表面に様々な色を付けて焼いたものが発見されています。
その後イスラム教圏内で神の世界を再現するかのように多色でカラフルなタイルが作られましたが、当時は宮殿やモスク、公共建物など、タイルは高価で貴重な建築装飾材料なだけに使われる場所は限られていました。
日本で初めてタイルが登場したのは飛鳥時代だそうです。
百済から伝えられ寺院建築の屋根瓦、腰瓦、敷瓦として造られたそうです。
本来タイルとは「張り付けて使用する小片状の薄板」。一般的に思い浮かべるタイルは陶磁器のタイルではないでしょうか。
水回りの壁や床に用いる素材としてポピュラーな陶磁器タイルは耐候性、防火性、防水性に優れている内装仕上げ材です。
酸やアルカリといった薬剤にも強く、耐摩耗性もありますのでメンテナンスも容易にできます。
デザインやサイズも多岐にわたっているのでお好みのコーディネートを楽しむことができます。
また、色やデザインだけでなく、性能面や機能面も充実しています。
例えばバスルームの床材等であればすべり止め加工を施したタイルがあります。
タイル特有の冷たさを抑えた足ざわりの暖かい機能をもったタイルは洗面所などにもお勧めです。
また、居室などに使う場合は、部屋の湿度を調節したり結露やカビ、ダニの発生を抑えるものもありますので適材適所で使い分けたいものです。
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