照明器具のエトセトラ 6 ランプの種類 LEDランプ編
住宅の照明器具に使われるランプ(電球)は大きく分けて白熱ランプ、蛍光ランプ、LEDランプ、HIDランプ、有機ELがあります。
今回はLEDランプの特徴についてお話ししたいと思います。
発光ダイオードが発明されたことで実現したLEDランプ。
「LED」とはLight Emitting Diodeの頭文字から来ています。
消費電力が少なく、白熱ランプに比べ消費電力が約90%も省エネできるので経済的です。
LEDの寿命は明るさが70%になるまでの期間をいい、約4000時間といわれます。1日10時間使用するとして設置後8~10年で点検交換の時期になります。
LEDランプは直流電流で光る半導体の一種で、瞬時に点灯、調光もできます。
また、光に紫外線を含まないので虫が寄り付きにくく、熱を含まない光源なので照明の熱が当たると困るような展示物や植物の照明にも向いています。
価格面での課題もありますが、小さくデザイン性にも優れた照明ができますので使い勝手の良い、省エネで経済的なLED照明は益々普及するでしょう。
LEDランプには電球型LEDランプと直管型LEDランプがあります。
電球型LEDランプは白熱ランプの口金と同形なので白熱ランプからの変更が容易です。
直管型LEDランプは既存の蛍光ランプの器具にそのまま使用できるタイプ、安定器を外して使用するタイプ、L型ピン口金タイプがあり、L型ピンだけは専用のランプシステムのみ使用できます。
電球型LEDランプの明るさはlm(ルーメン)で表示されています。しかし、lmはなじみが浅いため、白熱ランプで使用されていたW(ワット)数が併記されています。
電球型LEDランプ | 白熱ランプ |
485 lm | 40 w |
810 lm | 60 w |
1520 lm | 100 w |
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