照明器具のエトセトラ 5 ランプの種類 蛍光ランプ編
5種類ほどある照明器具のランプの種類。今回はその第2弾。
蛍光ランプについてお話したいと思います。
放電することで明るくする「蛍光ランプ」。照明ランプの中でも代表的な種類のひとつです。
低コストながら寿命が長い(約6000~24000時間)ことがメリットです。
デメリットは点灯までに時間がかかること、寒さに弱いこと、チラツキが気になることなどがあげられます。
また、安定器が必要なことや水銀を含んでいることもデメリットの一部分かもしれません。
蛍光ランプが発光するしくみは、放電電子が水銀原子に衝突することにより発生した紫外線が蛍光管の中に塗られた蛍光物質に当たり発光するものです。
点灯させるためには放電を安定させる必要があり、そのため安定器がついています。
その点灯方式には3種類あります。
1つにはスターター方式といい、グローランプを使って点灯させます。もっとも古い方式で、点灯には2~3秒ほどの時間がかかります。
2つ目はラピットスタート方式で、点灯管を必要としない方式です。
スイッチを入れるとすぐに点灯が可能となります。
3つ目は高周波点灯方式、Hf型といわれる最も新しい方法があります。
インバーターと呼ばれる安定器を使って点灯します。
即点灯が可能なうえ、チラツキも少なく、ランプ効率も良いので最近最も多く使われている方式です。
直管形蛍光ランプ | もっとも一般的に使われている直管型の蛍光ランプ。
オフィスや工場、一般住宅など様々な場所で使われています。 |
環形蛍光ランプ | 一般的によく使われている蛍光ランプ。
昔からよくあるタイプです。 |
コンパクト型蛍光ランプ | 蛍光管が折り曲げられているような形でコンパクトに作られています。
ダウンライトやスタンドなどに使われています。 |
電球型蛍光ランプ | 安定器が内蔵されています。
口金が白熱ランプの口金と同じなので取り換えができます。 |
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