エコで多機能な床建材のコルク材。デメリットってなに?
前回までお話してきたコルク材を床に使うことへのメリット。弾力性や耐火性・耐水性にも優れ、滑りにくく安全な床材ですが、やはりデメリットの面もあります。
今回はそのデメリットについてお話ししたいと思います。
耐水性もとてもあり、メリットも多いコルク材ですが、紫外線による変色はどうしても防ぐことができません。
同じ室内でも窓側で日差しのよく当たる部分はどうしても経年劣化しやすく退色しやすくなってしまいます。
ですが、色の退色だけで耐久性に影響があるわけではありません。
コルク材は傷がついた場合補修を行うことが難しい建材です。
傷をつけてしまうとそこからポロポロと圧着されていたコルク材が取れてきてしまいますので張替えをしないと傷が大きくなってしまいます。
コルクタイルならその部分だけはがして取り換えることもできますが、角が浮きやすく剥がれてくる心配もあるので、施工する場所や使い方によって考えていく必要がある建材です。
同じ天然素材でも無垢フローリングとは違い、樹種による色や木目模様、風合い、経年変化を楽しむことは難しい建材です。
部屋全体が単調な風合いになってしまいますが、クッションフロアとは違い、ナチュラル感はあるので風合いを楽しむことはできます。
また、長く使い続けていくのには汚れがしみこみやすい素材なので汚れは染み込んでしまう前にすぐにふき取る習慣をつけておくことも大切です。
数回にわたりコルク材のお話をしてきました。
これからのエコ住宅を語っていくには重要な建材のひとつとなること間違いなしのコルク材。
是非リフォーム時の床材の選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
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