住宅の換気とは。なぜ必要?どんな方法があるの?~2
昔の家は木材や和紙など天然素材で自然に家自体が呼吸(換気)できていました。
近年、住宅建材の研究や開発が進み、家の気密性・断熱性が高まりました。
冷暖房効果も高まり、プライバシーも向上した現在の建物。その反面、自然換気が少なくなり計画的な換気が必要になってきました。
『自然換気』は自然の風や温度差などで屋内の空気を入れ替える方法で、換気量は安定していません。『機械換気』は「ファン」などの機械によって強制的に給排気を行うので換気量を確実に安定して確保することができます。
機械換気は換気ファンが給排気の両方かいずれか片方に必要となり、その設置方法・仕組みにより第1種・第2種・第3種の3種類に分類することができます。
全般換気である「24時間換気システム」などは代表的な機械換気設備になります。
給排気とも換気ファンを用いて強制的に換気を行います。
空気の流れをコントロールしやすいので気密性の高い建物に適しています。
給気は換気ファンで排気は排気口から自然に行う換気方式です。「押し込み換気」ともいわれ、外気を入れにくくしたいクリーンルームなどで用いられる換気方式です。
排気は排気ファンで強制的に、給気は給気口から自然に空気を取り入れる換気方式です。「吸出し換気」ともいわれます。
トイレやキッチン、浴室など臭気や熱気などが発生する場所に排気ファンを設置し、給気口はリビングや寝室、個室など新鮮な空気が必要な場所に設置します。
一般住宅で用いられることが多いのは『第1種換気』と『第3種換気』になります。
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