家のイメージを形作る窓。その種類と特徴 その3
前回まで窓を構成する「サッシ」と「ガラス」についてお話してきました。今回はそんな家の窓の「形状」についてお話ししていきたいと思います。
窓には様々な形があります。その中で最近使われている最も代表的な窓についていくつかお話ししたいと思います。
最も代表的でポピュラーな窓の形状です。2枚のサッシを左右に動かして開閉します。操作方法も容易ですし、腰窓サイズや天袋サイズからテラスやバルコニー等外に出る掃き出しタイプまで幅広く活躍する窓です。が、最近の傾向として引き違い窓は気密性がよくないことと防犯性も他窓より劣ってしまうので代わりに縦すべり窓や片側FIX窓(両窓とも後述。)を使うリフォームが増えているようです。(PHOTO:YKKap APW330 カタログより)
窓の上下軸がスライドして全開にすると壁と90度開くことができる窓です。サッシの開口面積を最大にでき、またサッシ自体がウインドウキャッチャーとなり通り抜けてしまう風を室内に取り込む役目ができます。
引き違い窓を縦すべり窓に変えるだけで通風量が10倍に変わるといわれています。
気密性も非常に高い窓ですので一番お勧めの窓形状です。
(PHOTO:YKKap APW330 カタログより)
輸入住宅など洋風住宅によく使われている窓のひとつです。気密性が高く外部のスペースを取らないので隣地との境界が近い場合など使われることがあります。上部がFIX(はめ殺し)窓で下部のみが開閉するタイプをシングルハングタイプといい、上下両方共が可動するタイプをダブルハングタイプといいます。
ダブルハングタイプは通気もとてもスムーズにできます。
デメリットは室内からだけでは掃除がしにくい窓ですので外部の掃除方法を考えることも必要になります。
(PHOTO:YKKap APW330 カタログより)
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