住まいのリフォーム。手すりの取り付けエトセトラ 第3回
介護で必要になったりこれから将来に向けての準備として手すり等のリフォームをお考えになっている方もいらっしゃると思います。今回は手すりの高さについてお話ししたいと思います。
手すりを取り付けるのに床に平行に取り付けるほうが有効な手すりと垂直な取り付けが有効な手すりとがあります。
玄関での履物の脱着時やトイレでの着座からの立ち上がり等の体の上下の動きをサポートする場合には床面に対して垂直(縦)に取り付けると有効です。
縦付けの場合、手すりの下端は洋服にひっかからないように壁面に向けて曲げておくとよいでしょう。
廊下など体を前進させるためのサポート手すりは床と並行な手すりが有効です。杖を使って歩くイメージを考え、上から軽く押さえて歩けるような高さがよいでしょう。
高さの目安としては
・腕をまっすぐおろした状態の手首の位置
・大腿骨大転子の位置
などが目安になります。
概ね75~85cmの範囲が多いといわれます。
縦手すりの場合は体を近づけて手すりを握るとちょうど肩の高さくらいに手がきますので手すりの上端は肩の高さの少し上くらいを目安にするとよいようです。
トイレの縦手すりの場合、手すりが便器から遠いほど(程度はありますが)力学的には立ちやすくなります。
便器の前端から25~30cm程度前で紙巻き器にぶつからない場所に取り付けるとよいでしょう。
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