リフォームで部屋を区切りたい。そんなときも「躯体」を考えて!
子供さんたちの独立等、家族のライフスタイルの変化によって「我が家のリフォーム」を考える方は多いかと思います。前回のコラムでリフォーム時に動かせる壁とそうでない壁について少しお話ししました。
今回はもう少し大きく「躯体」についてお話したいと思います。
「躯体」とは建物の強さにかかる構造体のことで、基礎・柱・梁・壁面・床などを示します。「躯体」に強さがないと耐震性が劣ることになります。
言い換えると耐震性があるということは地震が起きても躯体が崩壊せずある程度保っていられることとなるわけです。
木造住宅で耐震性を高めているのは柱間に設置している筋交い等や耐力壁といわれる壁面等でそのほかに床(剛床)や梁も耐震性に寄与しています。
また、鉄骨の家屋においては基礎や鉄骨で組まれた部分を指し、外壁部分は耐震性に寄与していないと考えられています。
RC造の建物については鉄筋が入っているコンクリートで造られているすべての部分において「躯体」と呼ぶことができます。
近年「スケルトンインフィル」と呼ばれる考え方がRC造のマンションなどで使われますが、これは各戸の枠組みをしっかり造り内部は必要に応じて変えて手直しをしていくという考え方です。
この各戸の枠組みにあたるのが躯体(スケルトン)なのです。
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