増改築リフォームするときに取れる壁と取れない壁があります。
子供たちが独立してしまったり親の介護等の家族の変化によって家をリフォームしようと考えていらっしゃる方もいるかと思います。木造一戸建ての増改築リフォームを計画する場合、その建物の工法によって希望通りのリフォームができるか否かが変わってくる場合があります。
「どうして?」って思われますよね。それは『壁』の役割に違いがあるからなのです。
工法ごとの壁の役割についてお話しします。
昔からの日本古来の建築工法です。木の柱と梁で「骨組み」を組んで家の荷重を柱と「筋交い」という横からのちからに耐えるように斜めに組んだ材とで支える工法です。多湿な日本では部屋同士や窓を大きくして空気の通りを開放する必要があり、そのため壁面の移動や開口を設けることが比較的に容易にできるのです。
また、空けたい壁が筋交い等が入っている耐力壁であっても別所に構造用合板等の耐力壁に変える壁が設置できればリフォームは可能になります。
「木造枠組壁工法」とも「パネル工法」ともいわれるように柱ではなく壁自体が家の荷重を支えます。木箱と同じような構造ですので地震のような横からのちからにも変形しにくいので地震にも強いといわれます。
ただ、壁自体が家を支える耐力壁になっている場合が多いので改築されるときには動かせない壁が多く出てくる場合があります。
リフォーム時に施工業者に確認してもらうのが一番安心なのですが、長期優良住宅や住宅ローンを組んだ段階での住宅構造に指定があったような場合、構造計算に基づいて建築をされたような場合はその状況が変わってしまうので注意が必要です。
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