地盤改良しなくてはならなくなりました!その方法はどうしたら?
地盤調査をしたら改良工事が必要になりました。「地盤の改良」とは?改良工法の主な3工法をご紹介します。
地盤改良といってもその土地の「地耐力」や「地質」を含め建築物の「大きさ」や「荷重」によって工法は変わってきます。
まず、地盤には「軟弱地盤層」「良好地盤層」「支持層」とよばれる層があります。地盤調査で算出された「N値」が一定以下であれば軟弱地盤となるのですが、この軟弱地盤が地下のどのあたりまであるかによって適切な地盤改良方法が変わってきます。
軟弱地盤が地表から2m以内程度での対応工法です。杭などを施工するのではなく軟弱地盤の土を鋤取り、セメント系の固化材を混ぜた土を良好地盤の上に敷き、転圧することで地盤強化を図ります。
改良の範囲として予定建築物の外壁面より50㎝外側まで行います。
近年、固化材は土壌に極力影響の少ないものを使用するようになってきているようです。
戸建て住宅では最も多いとされる工法ですが、軟弱地盤が2~8m程度でないと困難な改良工事です。セメント系の固形材を注入しながら掘削して直径60㎝のコンクリートの柱を地中に造り、その上に建築物の基礎を造っていく工法です。
傾きなる軟弱地盤や不同沈下の恐れがある場合に用いられます。
軟弱地盤が地表から深い部分まで(30m以内程度)あるような場合に対応します。鋼管杭を支持層深くまで(1.5~2.0m以上)打ち込んで建物を支えます。強度が高く重量のある建物にも対応できるので一般戸建て住宅でこの工法はあまり用いず、マンションや大型施設などの地盤改良によく用いられます。
重機も大型のものが必要ですので状況によっては用いられない場所もあります。
8時~18時まで受付中!
0120-964-656