古くなって使っていない太陽熱温水器。いまどうしてますか?
70年~80年代に普及した太陽熱温水器。30年以上の時が流れ、故障等で使われなくなってからもそのまま温水器が屋根の上に鎮座されたままになっているお宅を今でも時々見かけます。太陽熱温水器の耐用年数は概ね20年程度といわれています。
オール電化や太陽光発電に代えるタイミングで撤去すればよいと思われる方も多いですが早めの撤去を勧める理由もあるのです。
3回にわたり古くなった太陽熱温水器について考えたいと思います。
温水器の容量にもよりますが、給水された満水状態の場合、300㎏から500㎏、水を抜いた状態であっても100㎏から150㎏程度もの重量になります。屋根には常時それだけの不必要な荷重がかかっていることになります。
また、屋根上の温水器の設置方法もワイヤーで固定されているだけの場合が多く、ワイヤーの劣化ににも伴って不安定な状態になっていることが多いものを見かけます。複雑な屋根形状の屋根に設置されている場合は棟(屋根の高い辺)に乗っていたり、谷(屋根の低いところ)をまたいでいたりと水平に置かれていないような場合もあります。
屋根への変則的な荷重がかかっているのはいうまでもありません。瓦屋根等であればス安定な荷重によって瓦にひびが入ってしまったり割れたりしてしまい、雨漏りの原因になりかねないのです。(次回に続く→)
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