屋根材の種類のお話。特徴で分類してみました~スレート編
「屋根」の用途は太陽光・雨・雪などの自然環境から建物を守ること。その屋根には様々な形状があり、いろいろな材質があります。「屋根」はその建物のデザイン性を左右するマテリアルとしてもとても大きなウエイトを占めます。色や質感によって洋風にも和風にも、シンプルにもモダンにも変化することができます。
今回から5回に分けて屋根の材質についてお話ししたいと思います。
分類方法はいくつかありますが、住宅用屋根材で見てみると大きくは「スレート系」、「セメント系」、「粘土系」、「金属系」の4種類に分けられます。
スレート系には「化粧スレート」「天然スレート」、セメント系には「プレスセメント瓦」「コンクリート瓦」、粘土系には「釉系」「無釉系」、金属系には「鋼板」などがあります。
今回はスレート系についてお話ししたいと思います。
スレート系には「化粧スレート屋根」と「天然スレート屋根」があります
「スレート」とは粘板岩などの粘土やセメントに繊維を混ぜ強化したものなどを基材にした薄い板状の素材をいいます。
「コロニアル」と呼ばれることもありますが、コロニアルとはメーカーの商品名が一般名詞化したものです。
軽量なので施工しやすく耐震性にも優れています。
表面塗装に様々な性能を施してあり、価格は厚みやデザイン、保証期間等で異なります。
高価なものほど遮熱やメンテナンスの面でも優れています。
デメリットとしては防水性能の低下等の耐年数が短いため塗装などの
メンテナンスが必要となります。
また、薄板状なので屋根裏に熱がこもりやすく、比較的に夏暑く、冬は寒く感じます。
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