2014年の雪害で破損した雨樋をまだ修理されていない方へ
【目次】
①雨樋の破損で起きる不具合ついて
②雪害による被害について(2014年の状況)
③雨樋の役割と工事費用について
④火災保険の適用工事について
⑤まとめ
①雨樋の破損で起きる不具合ついて
皆様、普段は雨樋のことなど気にされないと思います!
屋根や外壁に比べて、雨樋は脇役ですよね。
時には「雨樋がついていることすら知らなかった」というお客様もいらっしゃいます。
そんな雨樋ですが、築年数の経過とともに不具合が発生している可能性があります。
特に雪の影響を受けやすいので、注意が必要です。
雨樋が正常に機能していないと、、、
・樋に水が溜まって湿気で屋根材は軒天井を傷めてしまう
・破損した雨樋から外壁に漏水し、雨漏れを起こしてしまう
・漏れた水が下屋根に落下し、色を変色させる
・樋からの漏水が原因で近隣トラブルに発展
・単純に雨の日に音がうるさい
などの不利益を被ります。
決して脇役ではありません!住宅になくてはならない役割を果たしています!
「雨樋なんて壊れたままでいいよ」
「雨樋は撤去してもらってもいい」
「雨樋は塗らなくても大丈夫」
というお声をいただきますが、、、それは間違いです!!
雨樋の必要性をきちんとご説明させていただきます。
②雪害による被害について(2014年の状況)
山梨県の皆様は2014年の大雪のことはまだ記憶に新しいと思います。
各地で1メートル以上の大雪が降り、大混乱でした。
過去最大級の雪だとも言われています。
当時は
・カーポートの破損
・屋根材の破損
・フェンス倒壊
・雪止めの落下
など建物にも様々な被害が出ました。
その中で最も多かったのは雨樋の破損です。
屋根に積もった大量の雪が溶けて、凍り、重くなって雨樋に負担をかけます。
特に北面の雨樋は破損が激しく、中には落下してしまったケースもありました。
カーポートは雪下ろしができますが、屋根の雪を下ろすのは大変危険ですし、我々屋根専門店のスタッフでも経験不足のためできませんでした。
大雪が落ち着き、山梨各地で雨樋の修理の見積もり依頼が殺到しました。
足場屋さんと板金屋さん(屋根屋さん)は大忙しで、工事は半年以上待ちの状況でした。
中には相場の何倍もの金額で見積もりを提出する業者も現れ、市場は荒れてしまいました。
当時、工事をしたくても業者が忙しく、施工できなかった方もいらっしゃいます。
火災保険に未加入で費用が捻出できなかった方もいると思います。
また、火災保険を受け取られても工事をされずに、手直しだけした方も多いと聞きます。
壊れているのに気付いていない方もいらっしゃいます。
大雪からもうすぐ10年が経とうとしています。
大切なご自宅も経年劣化が進み、雨樋も破損したままでは可哀想ではありませんか。
この機会に修理を検討されてみてはいかがでしょうか。
余談ですが、北杜市の別荘エリアでは雨樋が設置していない住宅が多いです。
急勾配な屋根のため、雪が積もるとすぐ雨樋を壊してしまうというのが理由だそうです。
玄関の出入り口付近にだけ雨樋をDIYで設置されている方も多いです!
そのくらい雨樋は雪の影響を受けやすいということですね。
③雨樋の役割と工事費用について
雨樋の役割をご説明します。
軒樋(のきどい):屋根の軒に設置されている樋で、屋根の水を流す役割です。
竪樋(たてどい):軒樋の水が集められ、下に流すパイプの役割をしています。
他にも
集水器:水を下に流すマス
曲がり:コーナーの役物
エルボ:竪樋の役物
などたくさんのパーツがあり、雨水を建物の外に逃がす、大切な役割をしています。
雨樋の工事をするのは、屋根関係の会社や板金職人が多いです。
きちんとしたプロの知識と技術が必要です。
種類もたくさんあり、サイズの大小や形、色も様々です。
リフォームでの雨樋工事をされる際は、スタッフにご相談ください!
例えば雨樋を半月(丸いタイプ)から角樋(四角いタイプ)に変更するだけでも建物の印象は全く変わります。
色はホワイト、ブラック、こげ茶、グレーが主流になります。
外壁や屋根、付帯部の色と合わせて選ぶことができます。
雨樋の交換は外壁塗装よりも少ない頻度で行われます。
基本的には破損しない限り、塗装で保護することをおすすめします。
そのくらい丈夫なものということですね!
工事料金について簡単にご説明させていただきます。
基本的には雨樋工事には足場設置が必要です。
足場代は30坪の住宅で約20万円になります。
雨樋工事は
・撤去処分
・金具設置
・新規軒樋設置
・新規竪樋設置
・その他役物
という内容の見積もりになります。
通常の住宅の場合はすべての雨樋を交換して、30万円前後になります。
和風住宅など下屋根が大きいタイプのお宅は雨樋のメートルも長くなりますので料金も比較的に高くなります。
他には部分的な修繕工事をする場合の値段です。
下屋根や平屋の雨樋工事は基本的に足場なしでも行うことが可能です。
2階部分の雨樋の交換作業にはかならず足場設置が必要です。
足場設置の有無によって、金額が大きく変わりますね。
部分的な工事の場合には材料費と作業費となり、数メートルの場合は一式で作成することもあります。
また生産中止になっている雨樋の場合、途中からつなぐことができませんので、繋がっている箇所をすべて交換する内容になります。
一度、見積もりを取られてみてはいかがでしょうか。
④火災保険の適用工事について
雪害による雨樋の破損には火災保険が適用されます。
残念ながら、2014年の被害はすでに時効扱いになっております。
一般的には3年以内にとされているので、早めの申請が必要です。
火災保険の申請には
・被害箇所の写真
・被害箇所の見積もり
が必要です。
手数料を請求したり、先に工事をする悪質な会社もたくさんありますので、山梨県内の地元の会社に依頼することをおすすめします。
雪害以外でも台風や強風、ヒョウ、地震などによる被害も対応になる可能性があります。
保険の加入内容によって異なりますので、気になる方は(下記のリンク)このページをチェックしてください。
「火災保険が適用になるのを知らなくて、全額自費で修理をしてしまった」
「依頼した業者がなにも教えてくれなかった」
というケースもあり、知らないともったいないです、、、
普段火災保険を使うことはほとんどないかもしれませんが、火事以外でも使えるということを覚えておいてくださいね!
弊社は火災保険の申請サポートをさせていただいております。
詳しいスタッフが丁寧にご説明させていただきますので、ご安心ください。
⑤まとめ
プロが見ても、地上からでは雨樋が破損しているか判断するのは難しいです。
雨の日に確認しないと勾配が取れているか分からなかったり、実際に水が漏れていないと破損個所を特定できないこともあります。
まずは屋根無料点検をおすすめします。
「調査したら、集水器に落ち葉が詰まっているだけだった」
「部分的な交換工事が可能で、10年前よりも安く工事ができた」
「外壁塗装のついでに雨樋の交換を検討している」
など調査は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい!
今でも山梨県内には雪害以降、破損し、歪んでいる雨樋がたくさんあります。
仕事柄、目が行ってしまうのかもしれませんが、見るたびにちょっと悲しくなります。
雨樋が歪んで泣いているようにも見えるのは僕だけでしょうか。
ご自宅を守る、大切な雨樋にも目を向けてあげてください。
皆様のお役に立てるよう、スタッフ一同、誠心誠意頑張ります。
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電話でのお問い合わせ:0120-964-656
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