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ひねもす建築|銀閣寺(慈照寺)屋根葺替え工事




住宅をリフォームするのと同じように、改修工事が必要なのは国宝も同じ事。
1994年、世界文化遺産に登録された銀閣寺も、2008年2月から95年ぶりの修復工事を行い、2010年4月に完成の落慶法要が営まれたのでした。
銀閣寺正面1
元々『銀閣寺』は1489年、山荘として室町幕府8代将軍・足利義政により建てられ、義政没後は、慈照寺と言う寺院になりました。『銀閣寺』の名前が登場するのは、江戸時代になってからで、金閣寺と対比して呼ばれる様になったそうです。銀閣と言う名前ですが銀箔は使用されておらず、当時は黒漆が全体に塗られていたと考えれています。
建造物としては、正方形の寄棟=宝形の屋根を杮(こけら)で葺き、建物内部は2層になっており。下層は『心空殿』と称した住居の造り。上層は『潮音閣』と称し下層とは異なり、漆喰の板壁に花頭窓(かとうまど)を並べた仏堂の造りで、観音菩薩像を安置しています。
今回の修理は、前回の屋根葺替えから30年近く経ち劣化したコケラの葺替え工事と、耐震を中心とした構造補強、柱などの傷んだ部材の交換など、大正初期以来の大掛かりな修復工事となりました。

杮葺きサンプル1
(写真:杮葺きのサンプル)
杮(こけら)葺きとは、日本の伝統的な屋根葺手法の一つで、幅9センチ、長さ30センチ、板厚2~3ミリ程の薄い板を下から平行に重ねては竹針で止める事を繰り返し、上へ上へと葺く方法です。板の間に出来た少しの隙間で、軒裏の通気をしていますが、耐久性は通常40年程と言われています。
今回葺き直した針葉樹のサワラは、およそ70,000枚。手際よく竹針で止め、なんとも美しい曲線の屋根に仕上がりました。
花頭窓1
(写真:花頭窓)
土壁を落とし、あらわとなった骨組みから、新たな発見もありました。
500年前の柱から発見された小さな加工跡は、後世の改造の痕とみられており、当初と現在では間取りが異なっていると考えられています。書院造りから、床の間や棚を取り払って6畳間へ、、言うなればリフォームがされているのです。
銀閣寺の2層部分
(写真:銀閣寺の2層部分)
また、創建時以前の梁が10か所程発見されており。主要構造部材である梁が、想定のつかない加工がされている事で、創建時以前に使われていた部材を、銀閣寺で再利用したのではないかと、考えられています。
ワビサビ文化を代表する銀閣寺が古材を利用する事は、今となっては違和感は無いのかも知れませんが。
終の棲家として建てた山荘。足利義政は工事開始の翌年(1483年)には移り住んでいるとされています。勿論、完成はしていませんから、工事中だと想像します。木材を切り出して建築に使用できる材料となるまで、長い時間が必要になる。だから古材を使って完成を急がせたのかも知れませんね。
ちなみに、銀閣寺が完成したのは、足利義政が亡くなった後の事でした。
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