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ひねもす建築|瑞巌寺《本堂》改修工事


住宅をリフォームするのと同じように、改修工事が必要なのは国宝も同じ事。
宮城県松島町の瑞巌寺(ずいがんじ)も、2008年秋から9年にわたる大掛かりな改修工事を行い、2018年6月に完成の落慶法要が営まれる予定です(2018年3月現在)。
瑞巌寺本堂1
瑞巌寺の歴史は長く、前身の円福寺から考えますと1200年以上前・平安時代まで遡ります。
現在の寺閣が造営されたのは1604年から1609年の事で、関ヶ原の戦い後、仙台に居城を移した伊達政宗が仙台城を築くのと並行して瑞巌寺造営も行いました。
瑞巌寺本堂は、幅39.0M、奥行き25.2Mの大規模な本瓦葺きの入母屋造で、非常にシンプルな外観です。内部は本堂・客殿・住職客室を兼ねた禅宗方丈様式でありながら、10の部屋に仕切られた書院造は、部屋毎に趣きが異なった豪華絢爛な装飾が施されています。
臥龍梅1
(写真:政宗公お手植えの紅梅・白梅)
今回行った『平成の大修理』は、不同沈下による建物のゆがみなどを直す事が目的で、瓦や土壁、建具等を解体・修復し、更に耐震補強工事も行われる大掛かりな改修工事でした。
屋根葺替え工事では、5万枚以上ある大屋根瓦のうち約3万枚を新たに製作し、創建期の古い瓦なども利用し、年代別に瓦を並べ替え葺いたそうです。創建当時、屋根瓦葺きの本堂は珍しかった様で、瓦を焼く職人を関西から招き、瓦の窯業を復興させたと言う政宗のこだわりがうかがえます。また瑞巌寺造営の木材は紀州熊野から海上輸送し、大工棟梁・彫刻装飾士・絵師など多くの名工を関西方面から招くと言う、瑞巌寺への特別な思いも感じさせます。
筋違1
(写真:発見された筋違)
瑞巌寺400年の歴史の中で、一度も動かす事が無かった本尊も移動し、瓦・床板・ふすま等も全て取り外し保管、調査しながら解体し、骨組みの状態になった瑞巌寺では、色々な発見がありました。
なかでも、『主要な壁全てに筋違があった事』は建築史上の大発見でした。これまで室町時代の建築物から一部に採用された例はあったものの、部屋境の壁全てに採用されている例は発見されておらず、瑞巌寺の庫裡にも採用されていません。日本の建築で筋違が普及するのは安政以降なので、瑞巌寺造営時に突如現れた技術としか考えられず、筋違が建物を強くすると認識していた人がおそらく居たのでしょう。
小屋組み1
この改修工事中、本堂が骨組みだけの状態であった頃、瑞巌寺は東日本大震災に見舞われました。本堂は屋根瓦を下ろし身軽になっていたので、地震の揺れによる大きな被害を受けませんでした。また津波の被害も、参道の4分の3まで浸水するにとどまりました。地質調査や科学的な事から、松島が過去にも大きな被害を受けずに来た事は、沖に浮かぶ島々が波の力を弱めたから・・との事ですが、なにか不思議な力で守られている・・・とも考えてみたくなります。
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